【 Vol. 11】スキンドック            皮膚科医 林 圭子
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スキンドック
 (フォトフェイシャルなど、フェイスコースの初診料にはスキンチェック[全顔カメラによる写真撮影]が含まれています)
■自分のお肌を知る

自分の見せ方、表現の仕方っていろいろとありますが、服装や髪型はその時の気分でまたTPOにあわせてある程度アレンジすることが出来ます。しかし、肌の状態は急には取り繕うことは出来ません。肌のコンディションが悪いとどんなにメイクしても綺麗にはのらないし、くすみも出てしまいます。自分の肌質を知り自分に合ったケアを心がけることが大切と考えます。
当院においてスキンドックは
@写真撮影(全顔撮影+UVモード撮影)AマイクロスコープB色素計測定C皮脂・水分測定を行っています。検査前には正確なデータを取るために洗顔をしていただきます。

スキンドックの手順
 写真撮影 専用の全顔カメラにて通常の写真撮影とUVモードの写真撮影

専用の全顔カメラ(フォトステージ)にて通常の写真撮影とUVモードの写真撮影を行います。
これにより、部分的な色調の変化や毛穴の状態,シミを把握することができます。

全顔撮影」と「UVモード撮影での比較することでシミの状態や種類、また通常の状態では眼に見えない潜在性のシミも見ることができます。また、額や目尻、頬、顎などの色のバランスも調べられます。

毛穴の状態は、皮脂の詰まり具合を調べることができ毛穴(皮脂腺から皮膚の外に排出される場所)に皮脂がどのくらい貯まっているかまた、酸化状態を評価することができます。
酸化とは、簡単にいえば老化という意味合いです。くぎや鉄製のものを外において置いておくとさびるのと同様の反応です。

 

 (全顔撮影)
 肌全体をマクロで捉えることにより、
 肌環境・状態をくまなく把握することができます。

 (UVモード撮影)
 肌内部に存在する潜在シミや、毛穴・皮脂まで
 しっかりと確認することができます。

 

 マイクロスコープ  肌の表面を30倍拡大像にてチェック

測定法は2種類あって肌表面に光を当てずに見る方法と光を当てながら見る方法です。
反射モードは肌のキメ,毛穴の状態、無反射モードはシミの種類の確認に適しています。
全顔の中で一番キメが整っているところは、顎下です。その部位と他の部位を比較していきます。

 

 色素計測定 メラニンの値とヘモグロビンの値を計測
肌の色は、この2つの色調(メラニン値,ヘモグロビン値)で判断できます。
全顔の各部位を測定することで色調バランスを見ることができます。
また、レーザー治療,光治療,ケミカルピーリング,外用療法などの治療を進めていく段階で治療評価を主観的(見た目)だけでなく客観的(数値的)に現わすことができます。
 皮脂・水分測定 皮脂量と水分量を測定
額、目尻、頬、顎を測定します。
肌の状態の決め手は、このバランス(皮脂量と水分量)にあると思います。
この数値をみれば、洗顔法のアドバイスをすることができます。
例えば)Tゾーンや毛穴が気になっているところ,にきびは皮脂が多いと思われがちですが逆に皮脂量が少ないことが多いです。
何故かというと、みなさんが皮脂が原因と考えるところは洗顔の時についつい洗いすぎてしまうため皮脂を取り除きすぎてしまい乾燥状態をつくってしまうからです。
乾燥状態になると、皮膚は皮脂腺から皮脂をたくさん出して表面に潤いを与えようとします。
そのため、過剰に皮脂が産生されその結果、水分量の低下と皮脂量の低下という水分・皮脂量のバランスが崩れてしまいます。
目尻や口周りは調子がいいのだけれど、T-ゾーンや頬は乾燥感が…という人はよく「混合肌なの」と思い込んでいるのでは。洗顔法の改善により全顔がバランスのとれた状態にすることができます。

 

■まとめ
「夏は、紫外線や冷房」「冬は、大気の乾燥や暖房」により肌はダメージを受けやすいです。
毎日、自分で“洗顔しケアをし、化粧をする。洗顔しケアをする”の繰り返しを行なっているのですから自分自身の肌状況を知りケアすることは大切なことだと思います。




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